今回は既に起業している方でも、なかなか月商が伸びない方へ向けて、月商を伸ばす方法について紹介します。
既に月商10万円は稼げるようになったけれども、なかなかそれ以上伸びないかたが今すぐやるべきこととは一体何なのでしょうか。
それは、本命商品を作ることです。
本命商品とは、いわゆる「継続商品」を作るというもので、単発で売る商品とは別のものになります。
今起業して10万円を毎月稼ぐことが出来ている方は、「フロント商品」というものを持っています。
このフロント商品をお客様に販売することによって、お客様がその商品を買ってくれることから月に10万円前後稼げているのです。
月商10万円を超えられるようにするには、商品を買ってくれる人数を増やすか、本命商品を作る、このどちらかを選ぶことになります。
しかし、月商50万円を目指す場合は、本命商品を作ることが正解になります。
フロント商品について
まずは、本命商品を作る前に必要な「フロント商品」について紹介します。
このフロント商品とは、（前の）という言葉が含まれているように、お客さんを呼び込むために、始めに提供する商品やサービスのことをいいます。「集客商品」とも呼ばれます。
例としては、健康食品の無料サンプルや、脱毛サロンの500円で通い放題キャンペーンのようなものです。
フロント商品の種類や品質によって、顧客が企業に興味を持ってくれるか、今後継続的に利用するかが変わるため、できるだけ魅力的に映る商品になるように検討しなければなりません。
フロント商品を展開するメリット
フロント商品を作り、販売することでどのようなメリットがあるのか紹介します。
新規顧客を獲得しやすくなる
フロント商品を用意することで、消費者の興味や関心を高められるため、新規顧客を獲得しやすくなります。
購入するメリットが大きいと感じるものほど、顧客に商品やサービスを利用してもらいやすくなりますので、なるべく購入するハードルが低いものを選ぶのがポイントです。
短期的な成果が見込める
フロント商品は商品やサービス用意することで新規顧客を集めやすくなるため、短期的に売上を伸ばすことができます。特に、オープンしたばかりの店舗では、お客さんの認知度が低いため売上の不安定な時期が長くなりがちです。
そこでフロント商品を用意して短期間で売り上げを伸ばすことが出来ると、早期に事業を安定させられます。
フロント商品というのは1回限りの商品になります。
そのため、その商品を買ってくださる方を常に集め続けなければならないのです。
例えば1万円のフロント商品を作るとします。その1万円の商品を月に10人からお申込みいただけると、10万円を稼ぐことができます。
しかし、現在起業していて10万円止まりという人は、この10万円のお申し込みの人数以上にお客様を集客していくか、別の商品を作ることで10万円を超えることができます。
10万円をなかなか超えられない人というのは、この時に月に1万円の商品を買ってくれる人の人数を増やそうとしがちなのです。
しかし、買ってくれる人の人数を単純に増やしたとしても、このやり方には限界があるのです。
例えば人数を20人に増やして、毎月20人の新しい人を集客するとします。
20人なら、月に20日間何とか対応できたとしても、月商をさらに増やして50万円を稼ぎたいと思った場合、50人を集客して50人に1万円のものを買ってもらうことになるのです。
しかし月に50人を集客して1万円のものを買ってもらうと、もし仮に50人が集客できたとしても、自分自身が50人を毎月対応しないといけないため、自分の時間もないことで、体力的にも精神的にも、厳しくなります。
そのため1万円の商品を買ってくれる人の人数を増やすのではなく、「本命商品」を作るということが重要になります。
この本命商品というのは、今あるフロント商品の継続商品バージョンになります。
本命商品（バックエンド商品）とは
本命商品は、フロント商品を購入してもらった後に販売する商品やサービスを指します。
例えば、ハンバーガー店の本命商品は、付け合わせのポテトやドリンクなどが挙げられます。
本命商品の購入数を増やしたいのであれば、お客さんの興味や関心を引くだけでなく、購入後も満足してもらえるようなフロント商品を用意する必要があります。
本命商品とフロント商品の関わり
フロント商品を決めていくときには、本命商品へのつなぎも考えることが重要です。
フロント商品ばかりに注力し、本命商品と関連性や連携性がなくなり、購入数が減ってしまえば意味がありません。
フロント商品は、本命商品を買う人のモチベーションの前段階にあるニーズです。
本命商品とフロント商品は関わり合っていることを認識して行動しましょう。
本命商品を活かすポイント
複数の商品やサービスを取り扱っている場合には、ニーズや本命商品に応じて複数のフロント商品があることも多いです。
フロント商品がニーズ別に複数あれば、その分リーチできる見込み顧客の幅も増えるので良いことです。
しかし、最初は必ずフロント商品をひとつに絞って実施してください。まずはひとつの商品・サービスを徹底的に攻略することが、起業で月50万円稼ぐ近道になります。
例えば子育てを商品にしている人がいた場合に、フロント商品は子供への声のかけ方の講座とします。
お片付けする時に叱るのではなく、子供のゲーム感覚で片づける所を教えるというようなことなど、子供への声のかけ方を教える講座というものを2時間で1万円の商品だとします。
それをお客様が買ってくれた時に、お客様は子供への声掛けが分かるようになるから、子育てにおいて変化が生まれるのです。
しかし、子育ての変化が出るようになるには、声のかけ方を何通りか知ったら全てが解決できる訳ではなくて、声のかけ方を知ったとしても、別のシチュエーションではどうしたらいいのか分からないことや、別の悩みが起きた時はどうしたらいいのかわからないこともあるでしょう。
このように悩みや問題というのは1つ解決しても、次々出てくることになります。また子育ての声掛けの仕方はわかっても、実際にはイライラしてしまって、その言葉の声掛けができない人もいると思います。
1回では本当に変わることができない人達に対して、本命商品を用意することによって、継続的にサポートできます。
そもそも1回だけのサービスで完璧にできるようなものではありません。何度も繰り返し学ぶことによって、理解が深まり、問題解決や進化していくことになります。
人間は継続して教えてもらって学んでいくことで、初めて習慣化されて、習慣になるからこそ変化することができるのです。
その単発商品に来てくださっている方は、1回だけ知っても実は本質的に変われる訳ではなくて、その場しのぎということになってしまうのです。
本命商品である継続商品を用意することによって、あらゆる悩んでいる人たちに対して継続的にサポートすることで、悩みが全て解決されてどんな状態でも対応出来るようになるのです。
その時々に出てくる悩みを1つずつ解決してあげることによって、悩みや問題を全て解消できるからこそ、今の生活を改善することになるのです。
本命商品を作るということは、自分の収入を上げるためだけではなく、お客様を本当に変えてあげるために必ず必要な物なのです。
そのため、自分自身が月商10万円を達成できているけれども、なかなか抜け出せないと言う方は、今すぐ本命商品を作ることによって、月10万円の収入を超えることもできます。
そして今自分についてくれているお客さんの中で、本当に変わりたいと思っているお客さまを変えることができて、感謝されるようになるのです。
皆さんが現在フロント商品しかないということは、本当に変わりたいお客様を変えてあげることができない状態になっています。
月商50万円を目指すために、今やるべきことは単純にフロント商品のお客さんの人数を増やすことではなく、本命商品と継続商品を作ることによって、本当に変わりたいお客様をきちんとサポートして、本当に変わりたい姿まで持っていってあげることが正解になるのです。
最後に
本気で変わりたい人は、お金を支払ってでも変わりたいという気持ちがあるのです。
無理に売るのではなくて、本当に変わりたい人にサービスや商品を提供することによって、感謝されながらも収入を受け取ることができるのです。
フロント商品と、本命商品を準備することで、継続的な利益を確保し月50万円の売上を作ることができるようになります。
具体的にどのような商品を扱えばよいのか、そして起業の方法もよくわからない方も多いはずです。
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