これから起業する方の多くは、需要のあるものを商品にすれば稼ぐことができるのかもしれない、そのように考える方も多いのです。しかし、その考え方は大間違いだということを紹介します。
また起業する前にどのようにビジネスを決めればよいのか、起業する上でのポイントも紹介していきます。
起業に関心のある方は是非最後までご覧ください。
起業初心者にありがちな考え方
皆さんは起業するというと一体どのように、お金を手に入れるかご存じでしょうか。
起業するということは誰かに何か自分を提供してその代金として、お金をいただくことで収入が生まれます。
様々なサービスや商品があり、コーチングやハンドメイド商品の販売など、いろいろな商品があるなかで、大きく稼ぎたい場合、一体どんな商品をビジネスとして展開すればいいのかというと、結構多くの人は誰もやっていないことや、需要のあるもので起業すれば、大きな利益が見込めると考える方も少なくありません。
それを裏付けるかのように、自分が考えたアイデアがあっても「他の人がやっているから・・・」「誰もやっていないものを見つけないと儲からない」と思って考えを変える方も少なくありません。
このことから、起業初心者は誰もやっていないことを探し、できるだけ多くの人に受け入れられそうなサービスや商品をビジネスにしようとする傾向があります。
自分で考えたビジネスで失敗する理由
しかし、誰もやっていないもので、且つ需要があるものを商品やサービスにして起業しても、稼ぐことができません。
なぜかというと、誰もやってなくて需要のある商品というのは世の中には存在しないからです。
誰もやってなくて需要があるということは、そもそも需要があるのに、なぜ誰もやっていないのかというところに着目する必要があります。
とあるサービスが世の中にあったらいいなと思っても、誰もやっていなければ何らかの理由があるのです。
例えば、革新的アイデアでも、現状の技術では実現不可能なドラえもんの道具のような商品は、当然ビジネスにすることができません。
私たちが一人でこれから何か商品にしようと思った時に、誰もやっていないもので、需要のある商品を思いつくことは、まずありません。
自分で考えた「誰もやっていない需要のある商品」はビジネスを始めた時点で既に失敗する可能性が非常に高いということになります。
考えられたとしても、それを実現できるほどのスキルや資金などが今の自分にはないのです。
そのため、自分のアイデアというのは「名案」ではなく、既に先人が失敗しているからやっていないサービスや商品になるのです。
このような誰もやっていないもので、需要の高い商品というのは「絵に描いた餅」という現実になるのです。
需要のある商品だとしても、それを現実的に世の中に生み出すというのは不可能なのです。
どのようなサービスや商品で起業すればよいのか
では一体どのようなサービスで起業すればいいのでしょうか。
それは、既に世の中に存在するサービスの中から、自分がやってみたいことを選んで構わないのです。
起業する際に「何か生み出さなければならない」というふうに考えなくても問題ないのです。
多くの方は起業に対して難しく考えがちで、何か新しい物やサービスを生み出さなくてはいけないと思っていらっしゃるかもしれません。
しかし、既に存在しているビジネスの中から選んで起業することは間違っていることではありませんし、今自分がやりたいことが決まっていないのであれば、これぐらい稼ぎたいということや、こんな人みたいな生活が送りたいなと自分が理想としている人と同じものをやればいいのです。
そのため、結論としては、たとえ誰もやっていなくて、需要の高い商品で起業しても稼げないのです。
なぜなら自分では誰もやっていないサービスや商品だと思っても、既にやっている人が失敗した商品やサービスだからです。
もしくは今の技術では開発できないサービスだから、考え出したとしても生産不可能なのです。
皆さんも「絵に描いた餅」ではなくて、しっかり現実を見て、育児中のママでもできる起業のやり方をしていきましょう。
起業のアイデア・ネタの見つけ方
何を始めようかアイデアが浮かばない、そのような方に向けてアイデアや起業に使えるネタの見つけ方を紹介していきます。
起業のアイデアを思いつくようにするためには、「生の情報を入れること」と「メモ」をしていくことです。
「生の情報を入れること」は無料のオンラインイベントやエキスポ・展示会といったところで、起業するための生の情報や実際起業した情報を得ることができます。そしてより起業へのイメージが湧きやすくなります。
「メモ」をしていくことでは、思いついたアイデアを書き出していくことで、次のアイデアを呼びこみやすくなり、アイデアとアイデアが繋がってより具体的なビジョンが見えるようになるのです。
また事業から考えるのではなく、社名や将来の展望などを先に考えて、どうなりたいかシミュレートすると、やりたい事業が見えてくることもあります。
このようにあらかじめ将来のシミュレートをすることも起業する上では有効です。
起業のポイント
起業をするうえでおさえておくべきポイントを紹介します。
タイミングを待ちすぎないこと
アイデアが完全でないため、準備や資金が足りないという理由で起業を先延ばしにすると、類似商品の登場などで結果的に機会損失に繋がります。
そもそも完璧なアイデアや万全の状態で起業をスタートできることはありません。
多少アイデアに自信がなくても、世に出してみて、お客さんの反応や経営の課題を見つけながら修正していくことが起業で成功する秘訣になります。そのため、タイミングを待ちすぎることの無いようにしましょう。
最初は赤字覚悟で小さく起業しましょう
起業は失敗するという前提で、小さくスタートすることが大切です。
起業当初は売り上げが毎月3万円でも構いません。少額でも黒字になっているかどうかが大切なのです。
黒字になっているということは、事業が上手く回っているということになりますから、そこから売上を拡大するための施策を考えればよいのです。
小さなアクションを起こしてみる
起業するために重要な一歩となるのがアクションを起こすことです。
友人に起業案を聞いてもらうことや、SNSで発信してみる、さらに同じように起業したい方が集まるセミナーなどに行き、他の参加者と意見や考えの共有、起業アイデアについて聞いてもらうこともおすすめです。
他の人の意見などを聞くことで、自分では気付くことの無かった起業方法や、ビジネスの欠陥を発見できるようになります。
このような小さなアクションを繰り返していくことも起業する上では大切です。
自己資金を準備しておく
個人でも起業をすることは当たり前になってきており、簡単に起業できそうに思えますが、起業には大きな費用がかかることを理解しておく必要があります。
起業の大本となる資金が無ければ、個人であろうと法人であろうと起業することはできません。
そのため、起業する前にはある程度の資金を蓄えておくことが重要なポイントになります。
個人の場合であれば少額でも起業することは可能です、しかし起業後事業を展開していくということを考えなければなりません。
当然、始めたてのビジネスにお客さんはなかなか集まりません。赤字になることもありため、自分の生活を成り立たせるためにも、資金は前もって準備することが重要なのです。
起業するだけでも必要書類や登記などで個人事業主でも、合計10万円以上はほぼ確実にかかります。
その後長年に渡ってビジネスを続けるのであれば、必要な材料や機械などを用意することや、維持費がどのくらいかかるのか算出し、できるだけ資金に余裕を持たせましょう。
最後に
自分では誰もやっていないビジネスと思ったもので起業しようとしても失敗する可能性は高いです。
既に他の会社が皆さんの考えたものと同じようなビジネスを展開しているか、現状では実現不可能なものだからです。
既存のビジネスでも構いませんので、起業や会社経営などを学んでよりターゲットを絞り込むことや、やりたいことが決まっていない場合は、どのくらい利益を出したいのかなどといったことから、展開する事業を決めていくことをおすすめします。
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